好きな気持ちが強まるほどに大きくなっていく独占欲。
少し嫉妬するぐらいなら可愛いものですが、しつこく束縛したり、スケジュールをしつこく尋ねてきたりするなど異常に独占欲が強い人がいます。
最初は気にしていなくても、独占欲が強い人と一緒に過ごす時間が長くなるほど、どんどん自分にストレスがかかってしまうでしょう。
「こういう人だとは思わなかった」と後悔しないためにも、独占欲が強い人を見極める目を自分自身が持っておく必要があります。
今回は、独占欲が強い人の特徴と付き合い方について、一緒に見ていきましょう。
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「独占欲」とは何?
「独占欲」と聞けば、「自分だけのものにしたい・独り占めしたい欲望」というイメージを持っている方が多いと思います。
まさにその通りで、「独占欲」は人や物を自分だけのものにしたいという欲求を意味している言葉です。
独占欲という感情が込み上げてくるシーンはさまざまで、過去の経験や環境に独占欲の強さが影響すると言われています。
例えば、親から愛されなかったために配偶者へ独占欲を強めたり、過去に恋人から捨てられたことが原因で新しい恋人に対する欲求が大きくなったりするなどです。
このように、自分だけのものにしたいという感情はその人の経験と環境で強さが変わります。
「独占欲」は「愛情」とは違う?
独占欲が強い人と、愛情が深い人には、どのような差があるのでしょうか。
「独占欲」と「愛情」を混同しがちですが、この2つはまったくの別物です。
愛情と同じものだと思っている方もいますが、独占欲は相手を思う気持ちがなく、自分本位です。
自分の欲望だけに埋め尽くされているのが独占欲で、自己愛に近いものがあると言えるでしょう。
相手のために行動したり、思いやりを持って接したりするのではなく、自分のための感情が独占欲です。
一方、愛情は相手の幸せが自分の幸せというように、あくまでも相手の気持ちがベースとなっています。
たとえ、想いが実らなくとも見返りがなくとも、相手が幸せなら自分も幸せという考えを持っている人は「本物の愛情」を抱いていると言えるでしょう。
独占欲が強い人の心理とは
では、独占欲が強い人はどのような心理を抱いているのでしょうか。
よく見られる特徴として多いものを見ていきましょう。
・相手を信用できない
独占欲が強い人は相手を信じきれないところがあります。
「いつか裏切られるかもしれない」とネガティブ思考に陥ってしまい、常に相手を束縛しては自分の支配下に置いておきたいという心理を抱いているんです。
自分の目に見える範囲に相手がいなかったり、管理できない状況下だったりする場合、不安がどんどん大きくなっていき、独占欲も強まります。
特に、過去に一度裏切られた経験がある人ほど相手を信じることができず、独占欲は強くなっていきやすいでしょう。
・相手のことを自分の所有物のように思っている
相手を自分の所有物だと思っていることも、独占欲が強い人に見られる心理です。
まるで、相手を自分だけの“もの”であるかのように扱う人もいます。
自分の所有物だからこそ、他の人が気安く話しかけたり、一緒にいたりするだけでも嫉妬したり不安に駆られ、独占欲が強まり、相手を自分の支配下に置こうと束縛します。
こういう心理を持っている人は、パートナーを1人の人間として見ていないことが多く、世間体や社会的ステータスとして所有していることも……。
・相手の愛情を確認したい
愛情を確認したい気持ちから、独占欲を強める傾向もあります。
この心理は子供の「試し行為」を例に挙げたらわかりやすいでしょう。
幼い子供は母親の愛情を確認するために無茶な欲求をしたり、駄々をこねたりすることがありますよね。
これは「試し行為」と言って、わざと相手を困らせるような行動を取り、自分を受け入れてくれるかどうか確かめようとしているのです。
それと同じで、大人でも独占欲が強い人は過剰に相手と触れ合おうとしては、相手がどれだけ自分のことを愛してくれているか確認しがちです。
この心理から来る独占欲は、相手に対する依存心もかなり高い傾向があります。
独占欲が強い人の特徴・見分け方
独占欲が強い人には、言動や振る舞いに共通した特徴が見られます。
7つの特徴について、ご紹介しますので、あなたの身近にいる人間はどうか見分けてみましょう。
(1)感情的になりやすい
独占欲が強い人は感情的になりやすいところがあります。
つまり、自分の感情や欲望をうまくコントロールできません。
好きな相手や気に入った相手が誰かと仲良くしている姿を見るだけで感情的になってしまい、衝動的な行動を取ります。
また、独占欲が強い人はちょっとしたことで大声を出して怒ったり、ものに当たったりする点も特徴です。
(2)自分の好みを強要してくる
自分の好みを相手に強要するのも、独占欲が強い人の特徴と言えるでしょう。
まっすぐな愛情を抱いていれば、自分の好みを無理に相手へ押し付けることはしません。
けれども、独占欲が強い人は支配欲が強いので、相手を自分の色に染め上げたい気持ちが強くあります。
その結果、相手が嫌がっていたとしても自分の好みや価値観を押し付けてしまうのです。
(3)束縛が強い
独占欲が強い人の特徴と言えば、束縛することでしょう。
自分が見えないところで相手が何をしているのか把握できないことが、独占欲が強い人にとっては不安要素でしかありません。
常に相手がどこで何をしているのか把握しておきたい気持ちがあります。
把握できなければすぐにイライラしたり、さらに束縛が強くなったりする恐れがあるでしょう。
(4)溺愛されて育った
意外かと思いますが、両親や周囲から溺愛されて育ったことも独占欲が強い人の特徴に多く見られます。
“愛されること”が当たり前になっているからこそ、好きな人から自分が求めている愛情をもらえなくなると不安になり、独占欲が強まります。
歪んだ価値観を持っており、自分中心に物事が回らないと気が済まないタイプですね。
(5)一人っ子・末っ子
一人っ子や末っ子は、親からの愛情を一身に受けているので独占欲が強めです。
兄弟や姉妹がいる人は何かを分け与えることが当たり前の環境の中で育ちますが、一人っ子はすべて自分のものになります。
また、末っ子は可愛がられることが多いポジションなため、甘えることに慣れており、自分中心で物事を考えてしまうところがあります。
(6)友達が多い方ではない
友達があまり多くない人も、独占欲が強い傾向があります。
すべてに当てはまるわけではありませんが、友達が少ない人は恋人に依存しがちです。
他に頼ったり、悩みを相談したりする人がいないからこそ、自分に好意を抱いてくれている相手に依存するところがあります。
恋人ができればその人のことしか見えなくなり、依存が強まっていくことも。
その依存心から独占欲へと発展し、相手をコントロールしようとするのでしょう。
(7)夢中になるほどの趣味がない
これといった趣味がない人も、独占欲が強い傾向があります。
友達があまり多くない人と理由は似ていますが、趣味がない人は他にやることがないので恋人や好きな人に依存しがちです。
恋人と過ごすことに重きを置き、それが独占欲へとつながります。
逆に、趣味を持っている人とは、ほどよい距離感で過ごせるでしょう。
独占欲が生まれる原因
(1)自分に自信がないから
自分に自信がない人ほど、独占欲が生まれやすい傾向があります。
自分に自信がない人は「いつか自分の元から去っていくのでは」「他の人に奪われてしまうのでは」という不安を常に抱いているからです。
その不安から相手を束縛してしまったり、過剰に接しようとしたりします。
また、自分に自信がないのに高圧的な態度を取るのも、独占欲が強い証拠です。
(2)自分が常に正しいと思っているから
自分が正しいと思っているその心が独占欲を生み出すこともあります。
自分に自信がなさすぎるのもよくありませんが、自信がありすぎると自分中心に物事を考えてしまい、それがやがて独占欲として現れるようになるのです。
「自分に従うべきだ」と高圧的な態度で接したり、まるでものとして相手を扱ったりすることがあります。
(3)完璧主義
完璧主義な人も、独占欲が芽生えやすい傾向があります。
自分の考えや価値観、理想がすべてという考えを持っているので、相手の行動が自分の理想通りにならないと気が済みません。
完璧主義であればあるほど束縛が強く、連絡先の消去や交友関係にも口を出してくる傾向があります。
自分の思い通りに行かないと癇癪的になるのも大きな特徴です。
(4)プライドが高いから
独占欲はプライドの高さにも影響しています。
誰しも譲れない信念や芯となる部分を持っていますが、普通の人よりも過度なプライドを持っている人ほど独占欲は強まりがちです。
自分以外の異性とごく普通の会話をしているだけでも「プライドが傷つけられた」と思い込んでしまい、余計に相手を束縛します。
プライドが高い人ほど、相手を手中に収めたい気持ちも強いのです。
(5)支配欲や依存心が強いから
支配欲や依存心が強いのも、独占欲が生まれる原因と言えるでしょう。
恋人は自分のものだと思い込み、支配するのが当たり前だと思っているのです。
自分には支配する権利があると考えているからこそ、思い通りにコントロールしようとします。
また、あなたなしではいられないという依存心の強さも独占欲へとつながる欲望です。
(6)恋愛経験が多くないから
恋愛経験が少ない人ほど相手に依存しやすく、独占欲が強まります。
恋愛経験がないと今いる恋人が貴重な存在になるからです。
「この人が自分のそばを去っていったら、もう恋愛ができなくなるのでは……」
「この人以外に自分を好きでいてくれる人はいない」
と、相手に対する執着が強くなります。
失恋への不安や恐れが、独占欲につながるというわけです。
(7)過去に浮気された経験がトラウマになっているから
最初にお話した通り、過去に浮気された経験がトラウマになっているケースもあります。
過去の恋愛で傷つけられたり、浮気された経験がネックになったりすると次の恋愛で恋人に対する執着が強くなりがちです。
過去のトラウマから信じる気持ちも失っているため、恋人を束縛したり独占欲をむき出しにしたりしてしまうのでしょう。
(8)自分が浮気性だから
浮気性がある人ほど独占欲が強い傾向があります。
なぜ浮気性が関係しているかと言うと、浮気性のある人は恋人に噓をついたり言い訳をしたりすることが当たり前になっているから。
自分自身が噓をつき、誤魔化すことが多いので、恋人の言葉も「噓ではないか?」と疑ってしまうのです。
その疑いが独占欲へとつながり、相手を束縛します。
付き合っていないのに独占欲が強い男性…その理由と心理
中には、特に交際をしているわけではないのにやたらと独占欲を見せ、行動を縛ろうとしてくる人もいます。
独占欲が強い男性は、相手の女性にどんな想いを抱き、何を望んでいるのでしょうか。
・あなたに好意がある
付き合っていないのに独占欲があるのは、あなたに好意があるからです。
好きな人が他の異性と楽しそうに話をしているだけでも、モヤモヤとした気持ちになったり、焦りが出てきたりしますよね。
「自分だけを見て欲しい」「他の異性と話さないで欲しい」という気持ちが独占欲を生み出し、付き合っていない段階でもその欲望を露わにします。
・あなたと両想いだと思い込んでいる
場合によっては、両想いだと思い込んでいる可能性もあるでしょう。
相手も自分に好意を持ってくれているから大丈夫だと、独占欲をむき出しにしたり、恋人ヅラしたりする人もいます。
だからこそ、他の異性と会話をしているだけでも「自分のものなのに」とイライラしてしまうのです。
思い込みが激しい人ほど、独占欲も強まります。
・あなたが自分のことを好きだと勘違いしている
あなたが自分のことを好きだと勘違いしているケースもあります。
特に、恋愛経験が少ない人はちょっと優しくされただけで「自分のことが好きなんだ」と勘違いしてしまいがちです。
自分に好意を寄せてくれている=自分のものと思い込んでしまう人も多いので、その気のない異性には思わせぶりな態度はしない方が良いでしょう。
・仲の良い女性だから
仲良しの女性だから、自分が独占しても構わないと束縛する人もいます。
恋愛感情を抱いていなくとも、仲良くしている女性に対して男性は独占欲が働くものです。
本能的に、男性は自分に対して好意的な女性であればあるほど自分のものにしたい欲求が強く、独り占めしたい傾向があります。
友人同士であったとしても、仲が良い女性には独占欲が強まるのです。
・あなたが好みのタイプだから
単純に、あなたが好みのタイプだから独占欲が強まることもあります。
自分にとって好みのタイプが現れると、願望と同時に理想や妄想が広まるでしょう。
「彼女とこういうことがしたい」「自分とならきっと楽しめる」という変な自信が出てくることも……。
その結果、好みのタイプの女性が自分以外の人とおしゃべりをしているだけでも、「取られたくない」という焦りが出てきてはそれが独占欲へと大きく膨らんでいきます。
・適切な愛情表現のやり方が分からないから
歪んだ愛情表現しかできないからこそ、付き合っていないのに独占欲を露わにする人がいます。
人と愛情を育むことに慣れていなかったり、育ってきた環境下が原因で愛されることが何なのかわからなかったりするケースです。
特に、プライドが高い人ほど愛情表現が歪み、独占欲と愛情を混同させては相手を束縛することが愛だと思い込んでいます。
・負けず嫌いだから
負けず嫌いだから他の異性よりも独占欲をむき出しにするケースもあります。
「他の人に取られたくない」「他の人よりも自分のことだけを見て欲しい」という気持ちが強まり、それが独占欲になるのです。
特に、容姿端麗な相手ほど負けず嫌いが発動しては、その相手と付き合うことが自分のステータスになると必死になります。
独占欲が強い相手との上手な付き合い方
・愛情表現を欠かさないようにする
独占欲が強い人と付き合う際は、愛情表現を欠かさないことが大切です。
自分に自信が持てない人は、愛されているか常に不安な気持ちを抱いています。
「愛している」「好きだよ」としっかり言葉で愛情を伝えていけば、自然と不安な気持ちがなくなり、自信が持てるようになるでしょう。
きちんと気持ちを込めて、愛を伝えることが大切です。
・相手に自信を持たせる
自信を持たせることも、独占欲が強い人と上手に付き合うポイントです。
愛情表現が自信をつけさせる近道となりますが、普段から褒めてあげると良いでしょう。
「それができるってすごいね!」「あなたの優しいところが素敵」など、相手の行動や振る舞いを褒めてあげることで、少しずつ自信がつきます。
さらに、他人から褒められるようになれば、あなたに対する依存心も薄まりますよ。
・自分の意見を正直に伝える
自分の意見を正直に伝えることも重要なポイントです。
独占欲が強い相手に従ってばかりいては、どんどんエスカレートしてしまいます。
お互いへの依存を強めないためにも、「1人の時間が欲しい」「この日は友達と遊びに行きたい」「趣味に費やしたい」と自分の意見を正直に伝えましょう。
真摯に伝え、相手の理解を求めることが大切です。
そして、適度な距離感で交際を続けましょう。
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