「友達以上恋人未満」の関係とは？進展しない男女の心理を解説

異性の中では仲が良いほうなのに、なぜそれ以上の関係になれないのか、友達以上恋人未満の関係を続けようとする心理は何なのか……気になりますよね。

どっちつかずの関係から進展し、恋愛関係になるためには、友達以上恋人未満の男女の心理を把握しておく必要があります。

この記事では、異性の友達として仲が良いのに恋愛関係には進まない男女の心理について詳しくお話していきましょう。

友達以上恋人未満とは？

友達以上恋人未満とは、どちらか片方が想いを寄せている状態と認識するのが一般的です。

お互いに特別な想いを寄せているのではなく、片方だけが異性として意識したり、恋愛感情を抱いたりしている状態と言えるでしょう。

片方は異性として想いを寄せていたとしても、もう片方がただ異性の友達としか思っていない可能性が高いです。

たとえば、仲が良い男性が「僕たちは友達以上恋人未満だよね」と言っていたとしても、相手の女性は同じように思っているとは限りません。

友達以上恋人未満という言葉で表現されていても、その関係は友達関係に過ぎません。
片方が友達以上の関係になりたいという願望を抱いているからこそ、“友達以上恋人未満”という言葉で表現されていると言えるでしょう。

ただし、場合によっては両片思いで、どちらも一歩を踏み出すことができずに、友達以上恋人未満の関係を続けているケースもあります。

「友達以上恋人未満」の男女の特徴とは？

友達以上恋人未満とは、距離が近く何でも話せる関係であり、お互いに好意はあるものの告白はしていない関係の男女を指します。

用事が無くとも連絡を取り合っていたり、よく2人で出かけることも多く、恋人同士のようなスキンシップを取っていたり、時には体の関係がある場合もありますが、交際関係ではありません。

友達以上恋人関係の男女に見られる特徴を挙げていくので、自分たちの関係が当てはまるかどうか、ぜひチェックしてみてくださいね。

これまでの行動や振る舞いを思い返すきっかけにもなるでしょう。

（１）よく2人で出かける

友達以上恋人未満の男女は、よく2人で出かけることがあります。

特別な日や何らかの理由をつけて出かけるというよりも、何でもない日に集まったり、暇だから遊んだりするなど、気軽な気持ちで出かけたりするのが特徴です。

周囲からすると男女2人で出かける＝付き合っていると判断できますが、当人同士は明確に付き合っているわけではありません。

普通のカップルが多く訪れる場所でも、友達関係のまま遊びに出かけられるのは、友達以上恋人未満の関係を続けている男女の特徴と言えるでしょう。

お互い一緒に過ごす時間が心地よく、気心が知れている関係ですね。

（２）なんでも話せる関係である

何でも話せる関係であることも、友達以上恋人未満である男女の特徴です。

恋愛感情がなくとも、ちょっと相談したいことがあったり、話を聞いてもらいたかったりするときにすぐ連絡を取る相手は、貴重な存在となります。

何でも話せる関係であるからこそ、「この関係から先へ進んでしまうと、気軽に連絡を取り合うこともできなくなるのでは……」という不安を感じることも……。

特に、両片思いのケースは、“今の関係を崩したくない”という気持ちが先行してしまい、友達以上恋人未満の関係をダラダラといつまでも続ける傾向があります。

（３）好意はあるが告白していない

先ほども少しお話したように、好意はあっても告白していない状態のままで友達以上恋人未満の関係が続いている可能性もあります。

どちらかが積極的に一歩を踏み出せば問題ありませんが、このケースはどちらも奥手でなかなか自分の気持ちに素直になれないことがほとんどです。

好意はあるものの、次の関係に進むには気持ちが煮え切れていないのでしょう。

また、告白のタイミングを伺っている可能性もあります。

これまでの心地よい関係が壊れてしまわないように、告白のタイミングや仕方にも入念な準備が必要です。

お互いに相手の様子を伺いながら、タイミングを見計らっている状態と言えます。

（４）一緒にいる時の距離が近い

付き合っていないのに、一緒にいるときの距離が異常に近いのも友達関係恋人未満の男女の特徴です。

人にはパーソナルスペースというものがあり、同性よりも異性へのパーソナルスペースが広くなります。

異性の友達と恋人に対するパーソナルスペースも同じで、もちろん恋人に対するパーソルスペースのほうが狭くなるでしょう。

しかし、友達以上恋人未満の男女は、肩を寄せ合ったり、ボディタッチが多かったりするなどパーソナルスペースの間隔が狂っています。

そのため、周囲から見ると付き合っているように感じられるのですね。

（５）特に用事が無い時も連絡を取り合っている

友達以上恋人未満の男女は、特に用事がないときにも連絡を頻繁に取り合う特徴があります。

前述したように、暇な時間ができたときなどにすぐ連絡を取る相手が友達以上恋人未満の存在です。

都合の良い相手のように感じるかもしれませんが、特に用事がないのに連絡を取り合うほど、お互いを信頼している証と言えるでしょう。

同性の友人や他の異性と過ごすよりも、居心地がよく、自分のことを理解してくれている相手だからこそ、いつでもどこでも一緒にいたいという気持ちが大きくなります。

つまり、友達以上恋人未満の関係は恋愛関係へ発展しやすいメリットも持ち合わせているのですね。

（６）恋人同士のようなスキンシップをする

気軽に抱き合ったり、手を引っ張ったり、頭を撫でたりするなど、恋人同士のようなスキンシップが多いのも友達異常恋人未満でよく見られる特徴です。

一緒にいるときの距離が近いように、周囲から見ると恋人と勘違いされてもおかしくないようなスキンシップを取るのが普通になっています。

本人たちは無意識にしていることでも、周りの人の中には、それが思わせ振りな態度や振る舞いに捉えられるケースもあるでしょう。

ただ、片方だけが特別な想いを抱いている場合は、恋人同士のようなスキンシップをされるたびにドキドキしたり、どのように反応すればいいのかわからなくなったりすることもあります。

（７）体の関係がある

今でも友達以上恋人未満の関係を続けているけれど、実は体の関係を持ってしまっているというケースもよくあります。

ハッキリと交際しているかどうかわからないまま、その場のやり取りや雰囲気に流されてしまい、肉体関係を持ってしまうのもあることです。

体の関係を持った後で相手から恋人同士になろうと言われれば問題ありませんが、そのまま曖昧な関係が続き、性的関係を持つようになったケースは注意してください。

友達以上恋人未満の関係から、相手にとっては都合の良い相手、セフレのような関係とみなされている恐れがあるからです。

「友達以上恋人未満」の異性が告白してこない理由とは？

友達以上恋人未満の異性が告白してこないのは、そもそも既に恋人だと思っているという可能性があります。

また、どちらが現状に満足していたり、今の関係を壊したくない・気まずくなりたくないと思っているため、告白をしてこないという場合もあります。

そもそも恋愛対象として見ておらず、仲の良い友人として考えているので、告白をするという発想に至っていないこともあるでしょう。

少しでも悩みを吹き飛ばすために、友達以上恋人未満の相手が告白をしてこない理由、この関係を発展させたがらない理由をいくつか紹介します。

（１）告白はしていないが既に恋人だと思っているから

人によっては、告白はしていないけれど、すでに恋人だと思っている可能性があります。

告白が恋人同士になるための唯一の手段と思っている方は多いですが、相手との距離感や雰囲気などで「自分たちは恋人同士」と認識する方も少なくありません。

特に、恋人のようなことをしていたり、お家デートを何度か経験していたり、心の支えになっていたりしている場合は、相手が恋人だと認識している可能性があります。

モヤモヤしてしまうのであれば、思いきって今の自分たちの関係について相手に尋ねてみるのも選択肢の1つです。

（２）現状に満足しているから

現状に満足しているからこそ、友達以上恋人未満の関係を続けているケースもあります。

「わざわざ付き合うほどのことではない」「今の関係がちょうど良い」という理由で告白せず、今の関係を維持したい気持ちが強いのでしょう。

自分の時間を大切にしたい人や束縛されたくない気持ちがある人は、「恋人同士になると面倒くさくなるかも……」という不安もあります。

相手が現状に満足している場合は、関係を変えるためにアプローチが必要になるでしょう。

（３）今の関係を壊したくないから

現状に満足している理由と似ていますが、今の関係を壊したくないからという理由で友達以上恋人未満の関係を続けている方もいます。

気楽に付き合える今の関係が好き、居心地の良い関係を壊したくない気持ちが非常に強い方は、自分から告白しようとはしません。

告白するにも勇気が必要になるため、今の関係を壊さずに一歩踏み出したくなる雰囲気に持っていけたら良いでしょう。

今の関係を壊したくないのはお互い様なので、大丈夫だと思わせる必要があります。

（４）気まずくなりたくないから

何でも打ち明けることができる異性は、非常に貴重な存在です。

友達以上恋人未満の関係から勇気を振り絞って一歩踏み出したとしても、相手がその気でない場合、気まずい空気感が漂ってしまいます。

もし振られてしまったら、相手と気まずくなりたくないという気持ちから、今の関係を続けてしまう方もいるでしょう。

一歩を踏み出して気まずくなるくらいなら、後悔せずに、このままの関係を続けたほうがマシだと考えてしまいます。

（５）あくまで親友であり、恋愛対象としては見ていないから

あくまで親友であり、恋愛対象として見ていないことが理由で、友達以上恋人未満の関係を続けているケースもあります。

たとえば、お互いにいろいろなことを知りすぎて異性として見られなかったり、すでに親友を超えて家族のような存在になっていたりするなどです。

お互いを深く理解しているからこそ、異性としてときめくことが少ないのでしょう。

ただ、最初は親友としてしか見ていなかった相手でも、何らかのきっかけで異性として意識するケースもあります。

（６）都合の良い関係を続けたいから

友達以上恋人未満の関係を続けている方の中には、都合の良い関係を続けたいという心理でダラダラと関係を続けていることもあります。

都合の良い関係を続けたいという気持ちは、相手を恋愛対象として見ていない可能性が高いと言えるでしょう。

自分の都合の良いときに相手を呼び寄せたり、性的欲求を満たすために体の関係だけを続けたりする可能性があります。

都合の良い関係を続けたいそぶりを見せている場合は、きちんとケジメをつけたほうが良いでしょう。

「友達以上恋人未満」の相手が本気かどうか見極めるには？

このままずっと友達以上恋人未満の関係を続けるわけにはいきません。

ただ、これから先のことを自分だけが考えているのも意味がないので、まずは相手が2人の関係をどのように考えているのか見極めることが大切です。

少しでも2人の関係を変えるためにも、相手が本気で恋愛をしようと考えているのか見極めるポイントをチェックしておきましょう。

（１）2人の将来について具体的に話す

相手の本音を探るためにも、2人の将来について具体的に話をすることが大切です。

このまま友達以上恋人未満のままで関係を続けたいと思っている場合、今後についての話題を避けようとするでしょう。

今の関係を壊したくない気持ちが強いからこそ、この関係を変えるきっかけを作りたくないと思っている証拠です。

ただ、このままでは煮え切れない関係になる恐れがあるため、真剣に2人の将来について話をする機会や場を作ったほうが良いでしょう。

（２）相手の家族や友人に紹介される

相手の家族や友人に紹介される場合、相手はあなたと一歩踏み出した関係になりたい気持ちがあるでしょう。

たとえば、相手にとって都合の良い相手やどうでも良い存在であれば、わざわざ自分の家族や友人に紹介する必要はありません。

家族や友人に紹介したいと思えるのは、今後のことをしっかりと考えていきたい気持ちの表れでもあります。

あなたが相手の中でどのような立ち位置になっているのか、どのような存在になっているのかが読み取れるでしょう。

（３）唐突にデートの誘いをしてこない

デートの誘い方からでも、相手の本気度を見極めることができます。

好意を抱いている場合、自分の都合でデートに誘うのではなく、しっかりとお互いのスケジュールや予定を考慮した上でデートを誘うからです。

デートの約束を取り付ける1週間〜3日前までには予定を聞いてデートを計画してくれる場合は、好意を抱いていると考えて良いでしょう。

また、デートの日程を立ててくれたり、レストランを予約してくれたりする場合も本気で好意を抱いている可能性があります。

（４）告白前に体の関係を持とうとしない

本気で恋愛しようと思っている人は、告白前に体の関係を持とうとはしません。

しっかりと自分の気持ちを伝え、相手も同じ気持ちだと確かめ、心を通わせてから体の関係を持とうとする人ほど恋愛に対して本気だとわかります。

たとえ、体の関係から始まったとしても、行為後にはしっかりと気持ちを伝えてくれるでしょう。

しかし、告白前に体の関係を持とうと迫ってきたり、体の関係を持ったとしてもハッキリと気持ちを伝えてくれなかったりする場合は、本気ではない可能性が高めです。

（５）スキンシップを拒否しない

好意を抱いている人は、どのようなスキンシップでも拒否しない傾向があります。

好意を寄せている相手から触れられるとドキドキしますし、決して悪い感じにはならないのが正直な気持ちですよね。

しかし、逆にどうでも良い相手、好意を抱いていない相手だとスキンシップを取られるタイミングによっては嫌な気持ちになることがあるでしょう。

どのような状況でもスキンシップを拒否しないのであれば、あなたに対して本気であることがわかります。

（６）面倒がらずこまめに連絡を取り合う

面倒がらずにこまめに連絡を取り合ってくれるかにも注目してください。

たとえば、あなたがデートに誘ったり、少しでも連絡を返してほしいと頼んだりした際にも、快く受け止めてくれる場合はあなたを本気で愛しているでしょう。

しかし、「面倒くさいから」と一蹴されるようであれば、残念ながら本気度は低めです。

自分のお願いに対して相手がどのような反応を見せるのか、どのような態度を取るのか、しっかりと観察してみてください。

関係を進展させるポイント

この関係から抜け出すためにどうすれば良いのか、思い悩んでいるはずです。

友達以上恋人未満の関係を進展させるポイントを把握しておけば、焦らずにゆっくりと関係を進めることができるでしょう。

今の2人の関係を客観視する

最初にやってほしいのは、今の2人の関係を客観視することです。

自分の気持ちを押し付けるのではなく、客観視することで相手の気持ちが感じ取れるようになるでしょう。

また、現在の立ち位置をしっかりと把握することで、そのときの関係性や状況に合った方法で相手との距離も縮められるようになるはずですよ。

相手の気持ちを確認してみる

相手の気持ちを確認してみることも、2人の関係を進展させるための大切なポイントです。

直接自分のことをどのように想っているのか、ストレートに尋ねてみてください。

特に、体の関係をすでに持っている場合は、そこに好意はあるのか、それとも性欲を満たすためだけの関係なのか、相手の意志をハッキリとさせることが大切です。

他の異性とも出掛けてみる

相手の気持ちを確かめるために、他の異性と出かけてみるのもポイントの1つ。

あなたが他の異性に奪われるかもしれない……と焦りを感じては、行動を起こすきっかけとなります。

恋の駆け引きとも言える行動ですが、相手の気持ちが本気か確かめるポイントにもなるでしょう。

思い切って告白してみる

いてもたってもいられなくなる場合は、思い切って告白してみるのもアリです。

告白するには勇気が必要ですが、相手の気持ちをハッキリと確かめることができます。

相手が今の関係を壊したくない、一歩を踏み出すのが不安で臆病になっている場合は、あなたから告白したほうが有効です。

自分磨きをする

少しでも関係を進めるために、自分磨きも怠らないようにしてください。

自分磨きをすることで、これまで家族のように思われていたとしても、異性としての魅力を感じてくれる可能性があります。

また、自分磨きを頑張っている姿は相手にとって愛しく、かわいいと思えるものです。

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