人を好きになれない原因は?恋愛感情を持てない人の特徴・対処法

人を好きになれないのは…なぜ?

恋愛や結婚には興味があるけれど、なかなか人を好きになれない…そう悩んでいる人は実は少なくありません。

特に女性の場合は男性よりも冷静に相手を見極めて現実的な判断を下す傾向があるため、そもそも人を好きになりにくいという点があります。

また、年齢を重ねていくにつれて、恋愛=結婚を意識するようになると、よりその場の盛り上がりで恋をすることが少なくなり、第一印象で惹かれていたとしても「この人は好きになっても大丈夫な人?」と気持ちにブレーキをかけてしまうことも。

このように相手を条件やメリットで判断する癖がついてしまうと、感情で動くことが難しくなっていってしまうのです。

人を好きになれない…本音とは?

第一印象でちょっといいなと思っても、金銭感覚や食べ方など、些細なことでも目につくと気持ちが冷めてしまう。(30代女性)

婚活をしているけれど、相手に連絡をするのが徐々に面倒に。別のことをしたほうがメリットがありそうとまで考えちゃう。(20代女性)

グイグイ来られると逆に気持ちが冷めてしまう。大人になったら相手に合わせるのが億劫に思うようになった。(40代女性)

人を好きになれない原因とは?

ここからは、人を好きになれない原因について解説していきます。

自分のことが好きになれない

自分のことが好きではない自尊心が低い人は、人のことを好きになれない傾向があります。

まず自分が自分の良さに気づいていないため、「こんな自分を好きになってくれる人はいない」「恋をしても両想いになれないから無駄だ」などと後ろ向きなことを考え、気持ちが盛り上がる前に心にブレーキをかけてしまいがちです。

「絶対に傷つく」と思い込んでいるから、無意識のうちに恋愛を避けて、自己防衛してしまっているのです。

相手への理想が高く、欠点を気にしがち

恋愛相手への理想が高ければ高いほど、恋愛をするハードル自体が高くなりがちです。

良い人が現れても、まずは恋愛相手にふさわしい人かどうか、相手を品定めするところから始まります。

減点方式で相手を評価し、相手の欠点をちょっとでも見つけるとどんどん点数が低くなって最終的に興味がなくなってしまうのです。

特に年齢を重ねるほど「恋愛相手としても、結婚相手としてもふさわしいか」を強く意識するようになるため、理想はさらに高くなってしまう傾向があります。

仕事で忙しく、新しい出会いもない

仕事が忙しいと日々を過ごすだけで体力的にも精神的にも疲弊してしまい、恋愛をする心の余裕がなくなってしまいます。

休日には疲れを癒やすことが優先になって自宅に引きこもってしまう人も多いでしょう。

そのため相手がいない人は新しい出会いを探す機会がなく、さらに恋愛から遠ざかる…という負のループに陥りがちです。

また、もし好きな人ができても仕事に時間が取られて上手に付き合えないという不安もあり、なかなか恋愛に踏み込めないのです。

毎日充実していて、恋愛の必要性を感じない

恋愛以外に仕事や趣味、勉強、推し活など熱中しているものがある人は、毎日が充実していて恋愛をしようという気持ちが湧きにくく、好きな人ができにくい傾向があります。

恋愛をすると大切なものと向き合う時間が取られてしまうため、逆に恋愛を面倒に思うようになってしまいます。

特に俳優やアイドル、2次元のキャラクターなど、推し活に夢中になっている人は恋愛をする必要性を感じにくく、また目が肥えてなかなか周囲の異性に目がいきにくいといえます。

過去の恋愛にトラウマがある

大きな失恋をしたり、好きな人から酷い仕打ちを受けたり、人格を否定するような言葉を投げかけられたりと、過去の恋愛にトラウマがある人は、恋愛をすることが怖くなってしまい、人をなかなか好きになれないことがあります。

「また振られるかも」「もう一度酷いことを言われるかも」と傷つくことを恐れ、なかなか新しい恋愛に踏み切れないのです。

また、過去好きになった人の存在が大きすぎて、他の人に目を向けられないというケースもあります。

恋愛感情を持てない人の特徴とは?

ここからは、恋愛感情を持てない人には、どんな特徴が見られるのか、解説していきます。

恋愛に関心が持てない

好きな人ができにくい人には、仕事や趣味など恋愛以外のことに没頭している人や、現実的・理論的な思考の持ち主で、そもそも色恋に魅力をあまり感じない人など、恋愛に関心が持ていない傾向があります。

そうした人の中では恋愛は優先順位が低く、どうしても後回しになりがちなため、恋愛スイッチが入りにくいのです。

また恋愛はスムーズにいくことが少なく、もし付き合えても相手と衝突しながら関係を深めていく作業があるため、恋愛への関心が低いと、途中でギブアップする人も少なくありません。

そもそも人間関係が煩わしい

そもそも他人とのコミュニケーションが苦手で、濃密な人間関係の最たる例である恋愛に煩わしさを感じる人も、恋愛感情を持ちにくいです。

こうした人は普段の日常生活の中でも人と関わることを無意識に避けてしまいうため、新しい出会いを得る機会も、恋愛に発展するほど仲を深める機会も逃してしまいがちです。

たとえ周りの人に恋人ができたり、友人がどんどん結婚したりしても、「羨ましい」という気持ちすら湧き起こらないでしょう。

1人で過ごす時間が好き

人を好きになれない人の特徴として、1人で過ごす時間が好きという点も挙げられます。

こうした人は他人に自分のペースを乱されたくなかったり、自分の時間が少なくなってしまうことにストレスを感じたりする傾向があります。

恋愛をするとどうしても1人の時間が削られてしまいますから、恋愛をすること自体を負担に感じたり、面倒に思ったりする人も少なくないようです。

1人時間の充実度を上回るほど好きな相手ができたら、恋愛への姿勢も変わるかもしれません。

恋愛感情を持てない人の心理とは?

それでは恋愛感情を持てない人は、どんな心理を抱いているのでしょうか?

自己肯定感が低い

自己肯定感が低い人は、他人と関わることで自分が傷つくことを容易に思いついてしまうため、なかなか恋愛に飛び込むことができません。

自分の欠点を多く自覚していますが、それに向き合って傷つくことも怖く、恋愛に踏み込めない時も「好みの相手じゃなかったから」「相手がふさわしい人じゃなかったから」と相手のせいにして恋愛を最初から諦めてしまうことも。

また、相手への好意が芽生えても、無意識のうちに恋愛の火種を消してしまう人が多いです。

恋愛で傷つきたくない

人を好きになることは当然幸せなことばかりでなく、相手とすれ違ったり、ヤキモチを焼いたり、時には相手に振られたりと、傷つくこともたくさんあります

そのため、繊細な心を持つ人は、好きな人と恋愛をする楽しさやときめきよりも、「傷つきたくない」という思いが先行し、恋愛感情を持てないことがあります。

また、傷つくことを恐れている人は受け身な人が多いため、もし、いい雰囲気になっても流れに身を任せているうちにチャンスがなくなったというケースも多いでしょう。

執着心がない

何事にも執着心がないマイペースな人も、恋愛感情を抱きにくい傾向があります。

そもそも人間関係に執着がなく、恋愛に必要性を感じないため、なかなか恋愛モードに入ることができません。

もし気になる人ができても、執着心がないため気持ちが長続きしにくく、すぐに冷めてしまいます。

また、好意を感じても、ときめきを感じている自分を第三者の目線で客観的に見てしまうため、他人事のように感じて盛り上がりにくいのです。

人を好きになれない状況を克服するには? 対処法を紹介

それでは、最後に人を好きになれない状況を克服する対処法を1つ1つ紹介していきます。

人を好きになれない理由を認識する

問題を克服するには、何事も原因を突き止めることが解決への第一歩です。

「なんとなく好きな気持ちが盛り上がらない…」という状態だと、将来への漠然とした不安が増すだけで、ますます恋愛が苦手になってしまいます。

恋愛そのものに興味がないのか、恋愛よりも優先したいものがあるのか、など、どうして人を好きになれないのか、自分自身の心に問いかけてみましょう。

相手に対して思うことがあるのなら、相手の性格が合わないのか、ルックスが苦手なのか、金銭感覚やデリカシーのなさが嫌なのか、自分が相手に感じていることを素直に言語化してみましょう。

そうしていくうちに、自分の恋愛に対するスタンスや、好みが明確に分かるようになります。

相手を好きになる前に、自分を好きになる

誰かを好きになる前に、まずは自分を認め、好きになることが大切です。自分に自信がないと恋愛になかなか踏み込めません。

改めて自分とじっくり向き合い、「自分に自信が持てないところはどこなのか?」を自己分析してみましょう。

容姿ならイメチェンをしたりダイエットをしたりするなど、克服する方法も自ずと分かるはず。

そうして自信がないポイントが解消していくうちに、自然と自分を好きになり、恋愛に傷つく恐怖も薄れていくはずです。

相手の良いところに目を向けるようにする

相手の欠点ばかりが目について冷めてしまう人や、理想が高く、相手を減点方式で判断してしまう人は、欠点よりも相手の良いところを意識してみましょう。

そもそも欠点のない完璧な人間はどこを探してもいませんし、相手の欠点ばかり見てしまうと些細な欠点を凌駕する良いところを見逃してしまう恐れがあります。

相手の長所探しが上手になれば普段のコミュニケーション能力もアップするので、交友関係が広がり、出会いも得やすくなるはずです。

人と関わりが持てる場所に出かける

恋愛対象になる人が周囲にいないと、当然恋愛のチャンスも得にくくなります。

仕事が忙しくて家と会社の往復だけになっている人や、インドアで自宅に引きこもりがちな人、気心の知れたお馴染みのメンバーと会うだけになっている人は、積極的に新しい出会いが期待できる場所に行ってみましょう

「行った先で恋人候補を見つける!」と意気込むと疲れますし、ハードルが高くなってしまうので、「新しい友達を見つける」くらいの軽い感覚で行くと良いでしょう。

趣味や習い事など、新しいことを始める

仕事が忙しい人や、消極的でなかなか出会いの場にいけない人は、趣味や習い事など新しいことを始めて、自然に人の縁を広げてみるのも良いでしょう。

良い人と出会うきっかけになる他、自分の新しい才能を発見できれば自信に繋がります。自己肯定感が高まれば、恋愛への意欲も増します。

また、何かに打ち込んでいる人というのは周囲から見ると魅力的に映るため、向こうから声をかけられる可能性も高まります。

過去の恋愛のトラウマを解消する

過去の恋愛を引きずっている人や、トラウマにとらわれて恋愛をするのが怖い人は、まずはトラウマを解消することが先決です。

トラウマを抱えた原因を正しく理解し、自分自身と向き合って、自分の中の問題を整理してみましょう。時間はかかるでしょうが、向き合うことで自分を変えるヒントも見つかるはずです。

トラウマと向き合うことはエネルギーを使いますし、1人で向き合ったり解消したりするのはなかなか困難なため、信頼のおける人に相談したり、プロのカウンセラーに相談したりするのも1つの手です。

人を好きになれなくても、頑張りすぎないこと

人を好きになることは素敵なことですが、焦って好きでもない人と、とりあえず付き合っても、最終的には幸せになれず後悔をしてしまいます。

また「なんで人を好きになれないの」と自分を責めると余計に恋愛が苦手になってしまい悪循環です。

人を好きになることは計画的にできることではないので、この記事で紹介したことを参考に自分に向き合いながら、焦らずチャンスを待ちましょう。

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