好きな人に勇気を出して告白したけど振られてしまった、恋人から別れを告げられてしまった…など、振られた後はどうすればいいのか、
勇気を持って告白したけれど失恋してしまった場合、恋人同士になれなかった悲しみと、今後の接し方に対する気まずさが心に残りますよね。
そこで今回は、その後まだ好きな人を振り向かせることができるか? 諦める場合はどう忘れていくべきなのか? などの振られた後の気持ちの切り替え方を伝授。
今回は、実際の相談内容をもとにプロのカウンセラーが「失恋後の気持ちの向き合い方や注意してほしい点」について詳しくアドバイスしていきます。
振られた理由が気になるのは、無価値感の心理が隠れている
得てして、振られた側は「振られた理由・別れの理由」に関して執着してしまうことがあるのです。
「え? 相手への未練ではなく、別れた理由に執着!?」と思われますよね。
振られたことに納得がいかないぶんだけ「理由を求めること」に執着してしまうのです。
「振られる自分にはそれだけの欠点があり、それを直さない限りどんな人と恋愛をしてもうまくいくわけがない」と考えてしまうのですね。
そして、自分一人でその理由を考え続けてしまうことが多く、かといって別れてしまった相手に理由を聞くわけにもいかず…いつまで経っても出ないその答えを探し続けて、理由に執着してしまうというわけです。
これには、無価値感の心理が隠れていることが多いのです。
無価値感というのは“自分には価値がない”と感じてしまう感覚です。自分は魅力的ではない、自分は人より劣っている、自分はとりえがない、そんなふうに心のどこかで思っています。そんな時に振られてしまうと「振られた理由をよく知って、まずはダメな自分を直さなくちゃ」と考えてしまうのです。
この無価値感は、いつまで経っても心が満たされることがなく「何かをしなければ愛されないし、でもこれだけやっても愛されない。やはり自分は愛されないんだ」どんどんネガティブなスパイラルに陥ってしまうこともあるのです。
別れの理由に執着するのと同様に「愛されなかった痛み」にしがみつくことも、やはり次の恋へ向かうことを躊躇させます。
振られた理由を探すことは、次の恋愛で同じ失敗をしないために大切なことかもしれません。
ですが、それが執着になってしまうと、結果的に振られた理由を探すという大義名分を使って、前に進もうとしなくなります。
ですから“自分がステップアップするために振られた理由を探している”のか、“ただ、単に振られた理由に執着している”のかをきちんと見極めることも大事です。
さて「私は無価値感が強いのかも…」と思いあたった人に、最後にメッセージを送ります。直感で受け取ってくださいね。
「慈愛深さや天真爛漫さが、あなたの本来の才能であることを知っていますか? 完璧な自分になろうとするよりも自分をまるごと与えていくことで、自分を閉じ込めていた制約から解放され、本当の自分を見出すことができるでしょう。」
振られた相手への執着を手放し、新たな恋へ
「もう終わったことなんだから、次の人を見つけたら? 何だったら、良い人紹介しようか?」なんて周りの人に言われても「うーん、そうねぇ、そうなんだけど…」と言葉をにごしてしまう方、年齢を重ねるにつれて多くなるようです。そんな時は、その恋はまだ終わっていないのかもしれません。
もちろん、相手と終わっていることは頭では分かっているんです。でも、大好きな相手に振られてすごく辛くて悲しかったから、二度とあんな思いをしたくないと思ったぶんだけ、恋愛に夢中にならないように自分をコントロールしてしまいます。
そこには「あの人じゃなきゃダメなの」という思いも含まれます。あれほど好きになれる人は、他にはいないし、あの人がいたから仕事も頑張れた。趣味も価値観もすごく合っていたし、セックスの相性だって良かったと思うのに。「あんなに好きになれる人には、もう出逢えないかもしれない」という心理がある時に、過去の恋や相手にしがみついてしまうのです。
今も好きなのはあの人なのですから、他の人を好きになれません。心の中には、まだあの人という存在がいて、他の人を招き入れるだけのスペースが空いていない状態です。
こうもたとえられるかもしれません。心の中では、まだあの人が本命。他の異性に興味を惹かれたとしても、その相手はあなたにとって“セカンドの浮気相手”。やはり、どこか本気で夢中にはなれないのです。
ここには、“私には、もう、あんなに素晴らしい相手は手に入らないし、素晴らしい相手を手に入れたあの時のような自分にはなれない”という無価値観が隠れています。手に入れられない自分に執着しているともいえるのです。でも、その執着を一旦放さないと、新しいものは手に入りません。
もっと素晴らしいものが手に入る。
もっと素晴らしい可能性がある。
もっと素晴らしいものが受け取れる。
ここに気がつきさえできれば「もっと素晴らしい自分」を目標にしたり選択したりすることもできるのです。
もうどれぐらい恋をお休みしてきたのでしょうか? そろそろ自分を“解放”してあげても良い頃かもしれません。
振られた相手に執着しすぎると、次の恋も素敵な人も見落とすことも
心理学的にいう執着とは「別れた相手のことをいつまでも忘れられなかったり、相手に復縁の意志がないにもかかわらずやり直したいと思ったり」すること。振られた側が持つ感情である場合がほとんどです。
お付き合いしている相手から「別れよう」と告げられた場合、同意できるものとできないものがありますよね。まだ大好きなのに突然別れを告げられ、理由に納得がいかない場合もあるでしょう。心の準備ができていないと、別れることを同意しにくいでしょう。
あなたが好きな人に告白して振られた場合も同じようなことは起こります。相手に「好きです」と告白して振られた時に「分かった」と受け入れられる場合と、「やっぱり好きだから」と再度チャレンジすることがあるでしょう。
執着というのは、それをやりすぎてしまうことが問題なのです。
「どうしてもこの人でなければイヤ」「どうしても付き合ってほしい」「好きだから一緒にいてほしい」相手が嫌がっていたり、その気がなかったりするにもかかわらず、何度もチャレンジを続けてしまうのだとしたら、やはりそれは執着なのです。
あなたに恋愛感情が持てずに離れていこうとしている相手を、なんとか引きとめようとしすぎると、相手の感情としては執着しているあなたのことを重たく感じ始めます。
ですから、今の愛し方が、相手が離れていくやり方なのだとしたら、これ以上相手が離れていかないように、自分のこだわりを手放すことが大切なのです。
何もアクションを起こさないで、自分の心の中で思い続けるだけであれば、相手に迷惑はかからないかもしれません。それでも、執着をしている時の気持ちは、とても苦しいものです。
しかも、あなたにとってのデメリットも大きいのです。次の恋をすることが大きく遅れてしまったり、好きになってくれる人が現れても気がつかなかったり…。
振られた相手に心をとらわれたままだと、どんなに素晴らしいパートナー候補が目の前に出てきたとしても、見落としてしまいます。
好きな人を手放すのですから、悲しみを伴いますし、乗り越えるには勇気がいります。でも、執着から解放されれば、必ず、楽になれます。それが前進への一歩です。好きな人を手放す努力をしてみてください。
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