絶対に許せない!?「夫の浮気体験談」風俗通い、元恋人への想い

もしかして夫が浮気している? そんな話を聞いたら、絶対に許したくない! という思いの方が多いと思います。

今回は「夫の浮気にまつわる体験談」を紹介します。

夫の風俗通いは浮気に入るのか? 元恋人への忘れられない想いは浮気心になるのか?

実際の相談内容をもとにプロのカウンセラーが「夫の浮気に関するアドバイス」をお届けします。

夫の浮気は絶対に許せない!

「浮気を許せるか? 許せないか?」という気持ちがある時には、どこかに「許してしまっていいのか?」という葛藤が隠れているのかもしれません。

たとえば、こんなケースを想像してみてほしいのです。“浮気をした夫とやり直したいとは思うのだけれど、また浮気されたらと思うと不安なんです”“浮気がバレた時に、あの人は「お前が悪いからだ」って逆ギレしたんです。開き直るなんてひどい”

たとえ、元サヤにおさまっても「浮気を許すことが本人のためになるのだろうか?」という疑問が出てきてしまいますよね。なぜなら、「許してしまったら、また浮気するんじゃないだろうか」という恐れや、「本当に反省しているのだろうか」という疑念が出てくるからです。

浮気された側は、深く傷ついています。「愛されていない自分」という嫌な感情を抱きたくないので、「浮気するなんて最低!」というところに怒りを向けるしかないのです。その反面で「自分に魅力がないから浮気をされたんじゃないか?」という無価値感も強く感じています。

一度何か問題が起こると、浮気した側も浮気された側も、「悪い自分、ダメな自分」を感じて、自分を責めています。そして、なんとか同じ問題を繰り返したくないと思うのですが、そうできる自信がないのです。自分を責めている分、「同じことを繰り返すんじゃないか? 繰り返されるんじゃないか?」とお互いが不安に思っているのです。

もし、浮気を許せるとしたなら、関係修復に意味を見出せた時かもしれません。「やはりこの人ともう一度幸せになりたい」「あの頃のように戻ってみたい」なんのためかわからない努力であればしんどいだけですが、自分にとって意味のあることであれば、努力する甲斐があります。

心理学では、「状態は信頼した方向に動く」と考えます。「夫は、また浮気をするだろう」と思っていたとすれば、浮気をすることに信頼をおいている状態ですね。そうすると、夫はどこかで「信頼されていない自分」を感じてしまい、「どうせ信頼されていないのだから、また浮気してやる」という人もいます。

「あなたの浮気のせいで、私は不幸なのよ」という思いを抱き続け、自分自身が幸せにならないことで相手に復讐しようとすることもできますが、それは、傷ついた自分にさらに重たい荷物を背負わせて人生を歩んでいくようなものです。「許しは、人のためではなく自分のためでもある」とも言います。

もちろん浮気は許されることではなく、誠実な行為ではないです。別れるという選択もあります。その上で「もう一度、相手を愛することを選択する」のだとしたら、決して誰かのためではなく、自分がラクになるために“浮気を許す”こともできるのです。

夫の風俗通いは浮気に入る?

「仕事とセックスは家庭に持ち込まない」なんて言葉がありますね。この言葉は、主に夫側の発言であることが多いようです。セックスを家庭外に持ち出したら、風俗通いや浮気となるわけですが、その結果どうなるかといえば、夫側には性生活がありますが、妻側にはセックスレスの問題が出ます。

「どうしてセックスを家庭の外に持ち出さなければならないの?」妻側としては、そんな疑問がうかんできますよね。

1つには「パートナーとのセックスに魅力を感じられなくなる」ということが考えられます。最近は「出来ちゃった結婚」も多いとはいえ、結婚するまでは、どこかセックスはタブーなもの・隠れてするもの、というイメージがあるものです。

それが、結婚したとたんに子作りという名目が与えられ、いきなり「どうぞご自由に!」と、セックスが“解禁”となるわけです。秘め事ではなくなった“セックスそのものに魅力を感じなくなってしまう”ということが起こり、なんだかやる気が起こらなくなってしまうのです。

もう1つには「奥さんにもらえないものは、外に求めたくなる」ということが考えられます。浮気の多くは「不足原則」に原因を求めることができます。 奥さんからもらえないものを他の女性からもらおうとする心理です。

亭主元気で留守がいい、という自分に見向きもしてくれない妻よりも、自分をちやほやしてくれるお店のオンナのコを恋人がわりにしたり、子育てに夢中になっている奥さんにかまってもらえない寂しさを、外の女性との浮気で気を紛らわしたりするなど。熟年になった妻に魅力を感じられずに、若さを求めての風俗通いや浮気をする場合がこれにあたります。

そして、最後にもう1つ。ストレスなどがあまりにも大きいことから風俗通いで解消、というケースがあります。

誰にも見せられない弱さの部分のバランスを取るために、表社会のストレスを裏の世界である風俗などで解消するような場合です。表向きは良くできた人いい人であることも多く、仕事や家庭で多大なプレッシャーを抱えているけれども、それを妻にも見せられないタイプの男性に多いようです。この場合は、後腐れがないラクな休息場所を求めているといえます。

風俗通いを夫だけの問題ではなく、自分の問題として捉えなおしてみると、向き合うべき課題のようなものが、実は隠されているのかもしれません。「仕方ない」という言葉の裏側には、「女性として見てもらえない、選んでもらえない寂しさ」が、隠されているのです。あなた自身を磨きあげることで解決への道が開ける場合も多いのです。

「仕事の愚痴もセックスも家庭に持ち込める」というのが、本当の意味での“夫婦円満”への道であるのかもしれませんね。

昔の恋人の話をする夫に浮気心は?

浮気じゃないけれど、過去のことだと分かっているけれど…。昔の恋人の話を聞かされる側としては、「でも、なんか嫌」というのが正直なところではないでしょうか? 相手は何の気なしに話していることかもしれないのですが、聞いている側としては、“昔の恋人と比べられている気分”になってしまうのです。

楽しい思い出を自分じゃない誰かと作ったことが、とても悔しくなってしまう。自分の知らない頃の相手を知っていることに、なんだか負けた気がして寂しくなってしまう。なんだかザワザワと心が波立つような感じかもしれませんね。

比べてしまう時は、大抵は“自分が負けを感じる対象”と比べてしまうことがほとんどです。過去の恋愛の思い出というのは、時間がたてばたつほど記憶が書きかえられ、美しい思い出しか残らないようなところもあります。それを語られると、「私のことを飽きたのかしら?」「私のことをどう思っているのかしら?」と不安を抱きやすくなったりします。

「思い出の2人が再会を果たし、愛が再燃!」なんていうストーリーのドラマが、あなたの頭の中には浮かんでしまうかもしれません。頭では過去の話だと分かっているのですが、心理的には「昔の恋人vs今の私」との競争をしているかのような感覚に陥るようになるのです。ですが、美化された昔の思い出の中の相手なのだと、客観的に理解できれば競争する必要もないのです。

相手の昔の恋人に限らずですが、人と自分を比べてしまう時には、「自己肯定感」が低くなってしまっているのかもしれません。人と比べて自分はダメだとか、こういうことができていないとか、あの人はこんな良いところを持っているのに自分にはないとか、自分と人とを比べてしまうんですね。

相手が求めているものは、あの頃のような甘い感じなのかもしれません。思い出の中にある“ロマンス”を語っているのだとしたら、今の関係に求めたいものは、ロマンスなのでしょう。

そのお相手は、今の「あなた」となるわけですから、2人の関係を良くしていくためにも、自己肯定感を高めていくことを心がけたいですね。誰かと比べるのではなく、自分の良いところを出来るだけたくさん、自分に認めてあげましょう。

そして最後に。相手がついうっかりそんな昔の話をしてしまうのは、「それだけあなたに気を許しているからなのですよ」と言うことを付け加えておきます。