自分にバレなければOK?「恋人の浮気」に対する女性のガチ本音!

恋人に浮気をされたら、嫌な気持ちになるのは誰でも一緒ですよね。

でも、状況によっては、恋人の浮気に対する考え方が変わるそうです。

今回は実際の相談内容をもとにプロのカウンセラーが「恋人の浮気に対する女性の本音」について詳しく解説していきます。

浮気の一種!? 恋人の風俗通いは受け入れられない

「あなたにとってセックスとは?」…と聞かれたらどう答えるでしょうか?

多くの女性にとってのセックスは、彼との愛を愛しむもの、愛されていることを確認する大切なものであることが多いようです。

ゆえに、セックスは好きな人とするもの、好きな人としかする気も起きないもの、となっていくわけです。女性が恋人の風俗通いは“浮気の一種"だと感じやすい理由は、このあたりにあります。

男性の場合の性欲は、身体に溜まったエネルギーを放出したいという強い衝動を伴うものであるようです。なんらかの方法によってそのエネルギーを放出する必要があるのですが、受け身側である女性には、なかなか理解しにくい感覚かもしれません。

そのニーズを満たすために、男性向けの雑誌・アダルトビデオなどの過激な性的描写があるのですが、風俗もその延長線上にあるものです。なおかつ、バーチャルな世界ではなくリアルな女性であることへの満足感と刺激も同時に得ることができます。ゆえに、男性にとっては必ずしも愛する女性と愛を確かめるものとは、捉えられないようです。

その反面で、男性はセックスに対しては大きな罪悪感を抱くのです。女性に対しては、自分が女性を傷つけているかのような、穢(けが)しているかのような感覚を無意識的に抱き、大事な相手とのセックスを遠ざけてしまったり、その一方で、あえて罪の意識を感じながらセックスできるところ(風俗・浮気・セックスフレンド)でなら、セックスしたい思いに駆られたりするということすら、起こるのです。ある意味、男性はセックスと恋愛を別にも捉えられるし、セックスの相手と恋人の区別をできるともいえます。

ここまで読んで「やっぱり男は浮気もするし、風俗にも行くのね」と、がっかりした女性の方には、まだ続きがあります。恋人だからこそ、彼の「セックスの目的・意味を変えてあげる」ということが、実はできるのです。

セックスを「メイク・ラブ」とも言いますが、愛を作る・愛を育てる、というニュアンスが込められています。性的な欲求を解消することを目的としたセックスだけではなく、お互いが本当に愛し合うため、慈しみ合い、癒やしあう行為としてセックスを捉えられるようになると、肉体的なセックスというよりもハートとハートがつながるような精神レベルでのセックスになっていきます。

ご自分自身がセックスへの観念を変え、出来るだけ自由にオープンにセックスを見つめられるようになることが、そこへたどりつく近道になるでしょう。

心理学では「セックスは、最高のコミュニケーションである」と言い表すことがあります。セックスというコミュニケーションを通して、それだけの大きな影響力をパートナーに対して持てることを、女性の方が自信に思っていただけたら嬉しいです。

遠恋中の女性は浮気に走りやすい? 浮気せずに済む心がけ

もともとは近距離でお付き合いしていた2人が仕事や家庭の都合で遠距離になってしまう、ネットを通じて知り合ってそもそも遠距離で始まったとか、遠距離恋愛になるケースは、たくさん考えられます。

遠距離恋愛の難しさは、物理的な距離が遠いということもありますが、一番の要因は“心の距離を感じやすい”ということかもしれません。メールや電話でお互いの存在を確かめ、心の中に相手の存在はありますが、でも相手は近くにいないという生活になるわけです。

たとえば、会いたい時に会えない、甘えたい時に甘えられないという我慢。電話に出ないけれど何をしている? 誰かと一緒にいるんでは? という疑心暗鬼。我慢が多いうえに、あれこれ想像してしまうわけですから、ちょっとしたすれ違いや誤解ですら大きな溝になる危険性すらあるわけです。

人間の生きていくうえでの三大欲求は、睡眠欲・食欲・性欲と言われていますね。もっとハッキリ言ってしまえば、「したい時に、セックスをしたい」という気持ちは、女性にだってあるのです。

お腹がペコペコに減っていてどうしようもない時は、「とにかく何でもいいから食べたい」と思うのが当然の欲求です。それと同じで心の飢餓感を満たしたい思いから、浮気というものであっても、つい近くにあるものに手を伸ばしてしまうこともあるのでしょう。男性であれば風俗という選択肢も考えられますが、女性の場合であれば、不特定多数の男性と関係を持つ可能性があるのです。

それとは逆のパターンもあります。「じゃぁ、いっそのこと断食してしまおう」となれば、異性への警戒心が強くなり禁欲的になる、ということも起こります。なんだか欲との戦いみたいと思われるかもしれませんが、浮気に走る場合もあれば、禁欲的になる場合もあるということです。

「やっぱり遠距離恋愛の成就は難しいのね」…と思われた方は、これからのアドバイスをぜひお読みくださいね。

心の距離を感じやすいことが原因で、浮気などの問題が起こりやすいのだとしたら、お互いの心の距離を近づけることが、大切ですよね。心の距離があるということは、まだお互い分かち合えていない気持ちがあるといえますから、その気持ちを分かち合っていくことが、2人の絆を深めることになります。

普段、我慢してしまうことが多い分、会っている時や、電話やメールのやり取りでは、お互いの本当の気持ちを伝え合うことが何よりも大切です。相手を愛しているという気持ち、相手をこれからも愛していきたいという気持ちを、あなたなりにコミュニケーションしてみましょう。

相手に伝えてみることで、その気持ちを自分の心に刻んでいくことも出来るのです。「会えない時間が愛を育てる」「離れていても心は繋がっている」そんな素敵な恋愛になりますように!

自分にさえバレなければ、恋人が浮気してもいい?

「自分にさえバレなければ恋人が浮気してもいい」というのは「知らなければ、なかったこと」ということでもありますよね。ことわざに例えるのなら「見ざる聞かざる言わざる」に、似ているかと思います。

「見猿・聞か猿・言わ猿」というのは、両手でそれぞれ、両目・両耳・口をふさいだ3匹の猿の像のことですが、他人の欠点・あやまち・自分に都合の悪いものは、見ない、聞かない、言わない、ということを表します。

「関係を壊さないためにそうしておくのが、一番安全だ」ということが動機になりますが、心理としては「今あるものを手放したくない」という気持ちが働いているようです。

彼の浮気が発覚したところで、嫌いになれないのなら、別れられないのならば、知れば知るほどつらくなる。むしろ知らないほうが幸せかもしれません。彼を失うぐらいなら、あえて浮気を発覚させないことが、「今の幸せ」を守りぬく術にもなるわけです。

少し話は変わりますが、欧米人の女性はこうした考えをするのは少数派のようです。「バレなければいいと思って浮気をする」というその不誠実さ自体に、許しがたい感情を抱くようです。

その背景には、結婚観への根底的な違いがあるのかもしれません。欧米は結婚を「対等なパートナーシップを組む」と考えるのに対して、日本では“嫁ぐ・嫁に行く”という言葉にも表されるように、どこかに「女性は、男性に依存するもの」という風潮の名残があるようにも思います。

相手に対しての誠実さの要求は、パートナーシップは対等な関係である、という考え方がベースになるものです。それは、正しいプライドや自尊心の表現方法だと言えるのでしょう。

バレないように浮気をするのなら、家庭を壊すつもりはないのだろう。墓場までもっていってくれるのなら、それでもいい。男は、そもそも浮気するものだ。

これらの考えは、女性側の自信のなさ、自己価値の低さ、自尊心の欠如などから出てくる発想なのかもしれませんね。そうしたものが、誠実さを強く求められない原因になるようです。

そして、ここで気がつかなければいけないことがあります。「関係を壊さないようにすること」と「幸せであること」は、イコールではないのかもしれないということ。

「お互いが信頼し合い、誠実である関係が欲しい」ということが、本心に隠されている発言であるといえますね。