辛い恋愛エピソード|遊び相手・忘れられない相手…プロが解説!

辛い恋愛…他の人はどう乗り越えているのか、気になる方は多いと思います。

今回は切ない恋のエピソードをまとめてご紹介します。

さらに実際の相談内容をもとにプロのカウンセラーが「苦しい恋の乗り越え方」について詳しくアドバイスしていきます。

【辛い恋愛エピソード1】遊び相手扱いされてガックリ

せっかく恋が始まっても、相手から「遊び相手扱い」されてしまうと辛いですよね。でも、私は好き。だから別れたくないし、相手に本気になってほしい! でも大切にされないのは悲しいし、頭にくる…。

まずは、たった今、感じている辛い気持ちを我慢せずに吐き出すことが大切です。誰かに付き合ってもらい、話を聞いてもらうことは、とても効果的なんです。

ただ、そうしてもまだ悲喜交々いろんな気持ちが残ると思います。そして、遊び相手扱いした相手はもちろん、遊び相手にされた自分を責めてしまいがちになるかもしれません。でも誰かを責め、自分の魅力に関して疑う必要はまったくありません。

むしろここでは「どうしてこうなっちゃうんだろう?」と疑問に思うことが大切なんです。

さて「付き合い始めた相手から遊び相手扱いされる恋」を心理的に見つめると、いくつかの感情が見えてきます。

深層心理で「遊び相手ぐらいがふさわしい」と自分に対して、あまり良い評価を与えていなかったり、自信を失っていたりすると、ついつい自分の心理と釣り合う恋愛を無意識的に求めてしまいます。

自分を卑下してしまうから、相手にも遊び相手扱いを許してしまうのかもしれません。相手にちゃんと付き合う気がないことをどこかで分かっていても、それを認めるのが怖いのです。

また、普段から自分で何とかしようとする自立的な人の場合は、相手にとって私が遊び相手だってことを認めたくない。だから、知らん顔をするか、もしくは相手の態度や気持ちを変えようと頑張るんです。

つまり恋愛で「主導権争い」を起こすのです。これは男性的な発想で、愛されるよりは愛することに価値を感じている女性に多く見られます。

ただ心理的に見てこの状態を続けていると「私が何とかするにふさわしい相手」でないと恋愛が成立しないことになるんですよね。それで結局、遊び相手扱いされる相手を無意識的に選んでいる、なんてことも少なくないんです。

どちらの場合も共通するのは「恐れ」という感情。そしてその向こうにあるのは「弱い私」や「ダメな私」なんですね。つまり、あなたが自分自身に魅力が感じられなかったり、嫌っていたりすると、このような恋愛に出会う可能性が高まってしまうんです。

深層心理レベルでは「自分を否定している」ことにつながるんですね。

では、遊び相手扱いされた時はどうしたらいいのでしょうか?

ズバリ「自分を大切に扱う選択をする」ことです。現実的には、今後同じような扱いを受けることを自分自身に許さないことが何よりも大切です。

心理学には「パートナーは鏡である」という言葉があります。相手に遊び相手扱いされて、落ち込んだり辛くなったりしたなら、あなたは、もしかすると自分自身に対しても否定的な扱いをしているのかもしれません。

もし相手に対して、憎しみや怒りを強く感じるなら、あなた自身にも同じ感情を向けているのかもしれません。ですから、相手に遊び相手扱いされて、相手や自分を責めても「辛さや悲しみ」が増すばかりで、解決する方向には向かわないことが多いんです。

大切なことは「自分を大切に扱うこと」「自分自身を受け入れること」自分を認めてあげたり、必要以上に厳しくしなかったり、自分自身への疑いを解いたりすることがポイントなんですね。自分自身をもっと輝かせる、魅力的になることが求められているんです。

そして「私が遊び扱いされた恋から、何かを学ぶことはないかな?」こう思えるぐらい余裕がある自分になること。素晴らしい自分を感じられるようになることが、これ以上辛い恋愛を引き寄せないメソッドになります。

あなたが辛い恋に直面した時、このことをぜひ思い出してくださいね。

【辛い恋愛エピソード2】身体を許さないと、振られてしまいそうで…

付き合っている人には早く身体を許さないと逃げられる?…そう感じるだけで“不安”ですよね。でも、身体を許したからといって相手がずっとあなたのそばにいてくれるとは限らなくて、また“不安”になってしまうのかもしれません。

そして、こう願うようになるのかもしれません。「あの人は私の気持ちをちゃんと受け止めてくれるはず…受け止めてほしい」このような悩みを持っている人は、「NOが言えない」「自分に自信がない」「自分は嫌われちゃう」なんて思いを強く感じていることが多いようです。

では、どうして早く身体を許さないと逃げられると思うのでしょうか? それは、あなたの中に「無価値感」という感情が強く根づいているからなんです。「無価値感」とは「自分には価値がない」という感情。ダメ、魅力がない、誰も見てくれない…このように自分を否定的に感じてしまう感情なんですね。

自分が無価値だと思ってしまうと、恋愛でも「相手に何かを差し出さないとどこかに行ってしまう」と感じてしまいがち。もちろん他の人よりも多くのものを差し出さないと、相手は私とは一緒にいてくれないと感じるわけです。

そこで出てくるのがあなた自身。身体、つまりセックスなんですよね。あなたの中の無価値感が強い度合いだけ、心理的な刺激の強い行為を選ぶようになるんです。

この無価値感が強くなると「私が与えることができるのは身体だけだから」という思いに強化されていきます。私にできる愛の表現が身体しかないという感覚が生まれやすくなるんです。

また一方で「相手もセックスの時だけは私をちゃんと見てくれる」という感覚を持つこともあり、身体を許さないと私も愛されている実感がわかないというケースも考えられます。こうなると、身体を許すことに抵抗感がありながらも止められなくなってしまったり、自分から早く身体を…と求めたりするようになります。

その心理の根底にあるものは「愛されたい」という感覚。「愛されたい」気持ちを満たそうとした時に、強い無価値感が現れてしまい、あなたの「愛されたい」という思いが一気に変化します。

「私は愛されない…だから愛されるためには…」このような恋愛をする人は、いつも頭のどこかで「愛されない私がどう愛されるか?」と考えているようです。確かに過去に失恋を重ねたり、大失恋の傷を背負っていたり、自分の成長過程で褒められる、認められる経験が希薄であったりすると、この「無価値感ベースの発想」が生まれやすくなります。

では、このような恋愛に悩んでいる場合、どうすればいいのでしょうか?

「私には愛される価値がある」そのことを学び、感じていくことが大切なんです。

たとえば、あなたの家族や大切な友だちの目を意識してみてください。あなたの大切な人たちは、あなたをどんな目で、どんな思いで見ているのか? それはあなたがみんなを大切に思う気持ちと変わらないはず。その彼らの目や思いに慣れていきましょう。

そしてこう想像してください。「あなたが幸せになった時、一番喜んでくれる人は一体誰なのか?」その人こそ、あなたを愛してくれている、大切に思ってくれている人。その人の思いを少しずつ感じていきましょう。

このように彼らの思いに触れ、感じていくことで徐々に無価値感は癒やされ、自分に自信を持てるようになったり、自分の魅力に触れることができるようになったりします。そこに「ありのままのあなたが愛されている」感覚がやってきますよ。

「愛されている感覚が欲しい! そして、凛とした私になりたい!」この思いが悩みを抜け出すための第一歩なんですね。

【辛い恋愛エピソード3】振られた相手を忘れられない…

振った相手は忘れられるけれど、振られた相手はなかなか忘れられない。別れの辛さも募る…。

だとすれば、あなたは恋の被害者になっているかもしれません。あなたが振られたその恋愛を引きずってしまうのは、あなたが「別れを切り出されたこと」を覆したい、もしくは受け入れたくはないと感じているから。

心理学的に見て、恋愛はいつも愛情を与える側(無意識の加害者)と受け取る側(無意識の被害者)に分かれます。もっとシンプルにいえば、愛する者と、愛される者です。

そして別れがやってきた時、別れを切り出したほうが無意識の加害者になり、切り出されたほうが無意識の被害者になる。

多くの場合、恋の主導権は与える側(無意識の加害者)に傾きます。受け取る側は常に愛情がやってくるのを待つスタンスになるのです。

恋の主導権を持つ側は、自分で別れを決断できますから、多少の罪悪感を抱きつつも、自分の中で割り切れることが多いもの。自分で選択したことですから、自分の中で納得できる要素が多いんです。

しかし、もし仮にあなたが受け取る側にいるとすれば、あなたの恋やその恋を通じて感じている「愛されている私」は、常にパートナーに委ねられている状態になります。

すると、パートナーが別れを切り出すことで、あなたは「愛されない私」を突きつけられる状態になり、そこで“無価値観”という私はダメなんだといった感覚を受けることになるんです。

どうでしょう。この感覚、受け入れたいですか? 素直に受け入れられますか?

多くの人は「イヤ」に決まっています。受け入れたくありません。

だから、できる限り無価値観を感じないように頑張ろうとします。心の中に押し込めてしまおうとするんです。

たとえば、一生懸命、相手を忘れようとしたり、相手をもう一度振り向かせようとしたり。すぐ他の異性と付き合うことで忘れようとしたり、私をふったパートナーを恨んでみたり。

これが「失恋を引きずる」ということになるのでしょうが、心理的に見るとその全てはあなたが“無価値観”を感じたくないという心の抵抗の表れなんですね。

そして、あなたが本当に認めたくない、感じたくないのは「振られちゃったダメな私」そのものなんです。

この状態のままでいると、次の恋愛に向かう勇気が持てなくなったり、自分に自信を持てなくなってしまったり、パートナーに対して疑い深くなったり…といった負の副産物が付きまといがちに。

では、このような状態から抜け出すにはどうすればいいのでしょうか。

大切なことは、過去の恋愛で感じた感情を手放し、けじめをつけること。そのために、まずは自分の気持ちに向き合っていくことが求められます。

ふられて辛い、悲しい…と、思いを素直に受け入れること。苦しさや痛みが伴いますが、面と向き合って、勇気を出して乗り越えていくんです。

そして「私はダメじゃないよ」「私にはたくさん魅力があるよ」と、自分を認めましょう。もう一度、自分自身を信頼できる自分になるのです。

そこまでいければ、過去の失恋を引きずるのではなく、「過去の恋愛から何かを学べた私」、そして「ありがとうが言える私」になれるでしょう。そんなあなたになれた時、胸を張って堂々と次の恋愛を楽しめる、昔よりも少し強い自分に出会えるはずです。