5月23日はキスの日！キスシーンが初登場した映画が由来の記念日をご紹介

バレンタインデーや恋人の日。

恋愛にまつわる記念日はたくさんありますが、「キスの日」という記念日があるのをご存じでしょうか？

本記事では「キスの日」の解説や由来、世界中の「キスの日」を紹介します。

そのほか恋愛にまつわる記念日も紹介しますので、恋人がいる方や好きな人がいる方はぜひ参考にして下さいね。

「キスの日」とは？

「キスの日」は、5月23日に制定されている記念日です。

1946年5月23日に公開された映画「はたちの青春」のなかで、キスシーンが放映されたことが由来です。

今ではキスシーンは映画だけでなくテレビや舞台などで当たり前に描かれるシーンですが、戦後すぐの日本は人前で手を繋ぐことすら不純行為とされていた時代なので、当時の日本において、映画「はたちの青春」のキスシーンの公開はまさにセンセーショナルな出来事でした。

実はこのキスシーン、連合国軍最高司令部（GHQ）の民間情報教育局のデヴィッド・コンデが指示したもの。

当時は映画の内容もGHQの検閲下にあったため、このような時代を動かすきっかけが生まれたというワケなのです。

とはいえ初のキスシーンの公開は、俳優同士の唇にガーゼを挟んで少し触れた程度でしたが、連日満員の大ヒット作品となりました。

以来、5月23日は「キスの日」と呼ばれるようになりました。

世界にも「キスの日」はある？

実は、「キスの日」が5月23日なのは、日本だけです。

世界的には、7月6日が「キスの日＝ワールドキスデー」とされています。

日本ではキスと言うと男女の恋愛的なスキンシップをイメージすることが多いですが、外国では「キスの日」をもっとフランクに楽しみ、子供から大人までがパートナーだけでなく家族や友人とキスをして愛情や友情を確かめ合うようです。

「ワールドキスデー」の由来は、19世紀まで遡ります。

当時のイギリスにおいて、キスが愛の芽生えを表す行為として認められたことから自然と始まったと言われています。

「ワールドキスデー」の7月6日はなんと国連でも認められており、世界的な祝日として毎年キスのオリジナリティを競う競技や、キスの長さを競う競技などを開催して盛り上がっています。

ほか、アメリカでは4月13日と9月8日、インドでは2月12日と2月13日、韓国では6月14日が「キスの日」とされています。

「キスの日」以外の恋愛にまつわる記念日をご紹介

ほかにも恋人たちや恋愛を楽しむ人々を盛り上げる記念日がたくさんあります。

ここからは、日本で制定されている「キスの日」以外の恋愛にまつわる記念日をご紹介します。

バレンタインデー(2月14日)

言わずと知れたバレンタインデーは、日本では1936年にチョコレート菓子メーカーが「バレンタインにチョコレートを贈ろう」というメッセージの新聞広告を出したことから始まったと言われています。

もともとは若い兵士の結婚が禁止されていたローマ帝国でひそかに愛し合う若者の結婚式を執り行っていたキリスト教司祭のヴァレンティヌスを聖バレンタインと讃え、彼が反逆罪で処刑された2月14日を愛の日（聖バレンタインの日）としてお祈りするようになったことが由来です。

日本では女性から好きな男性にチョコを贈るのが定番ですが、海外では男女問わず大切な人にプレゼントを贈る文化になっています。

ホワイトデー(3月14日)

ホワイトデーは、1977年に福岡の老舗菓子店がバレンタインのお返しとして、チョコをマシュマロで包んだお菓子を提案し、「マシュマロデー」として販売したのが始まりと言われています。

バレンタインのお返しのため、日にちはバレンタインのちょうど１ヵ月後になったようです。

その後バレンタインのお返し文化が定着し、名称が「ホワイトデー」に変更されました。

ホワイトデーで贈るものによってお返しの意味が変わり、キャンディーは「あなたが好き」、マシュマロは「関係を終わらせたい」、ネックレスは「あなたを独占したい」などそれぞれ異なる意味があるので、意味を調べてから贈ると良いでしょう。

オレンジデー(4月14日)

オレンジデーは、バレンタインデーとホワイトデーを通して結ばれたカップルがより愛を深める日として制定されました。

そのため、日にちはホワイトデーのちょうど1ヵ月後になっています。

オレンジには「花嫁の喜び」という花言葉があるほか、欧米では花と実を同時につけるオレンジは「豊穣」「繁栄」のシンボルであることから、「オレンジデー」と名づけられたそうです。

オレンジデーは、柑橘類の産地として有名な愛媛のJA全農えひめが、オレンジの魅力を広めたいという思いで提案・制定されました。

オレンジデーはカップルだけでなく、友人や家族など大切な人たちと幸せを分かち合う日とされています。

プロポーズの日(6月の第一日曜日)

ギリシャ神話に登場する6月の守護神ジュノーが結婚や出産を司る女神であることから、6月の花嫁は「ジューン・ブライド」と呼ばれ、幸せになれるという言い伝えがあります。

この言い伝えをもとにし、1994年に全日本ブライダル協会が6月の第1日曜日を「プロポーズの日」と制定しました。

「プロポーズの日」の制定には、勇気がなくなかなかプロポーズできずにいる男性の背中を押すきっかけになればという思いが込められているのだとか。

また、「プロポーズの日」は婚前のカップルだけでなく、既婚者も2人の大切なプロポーズを思い出し祝う日にして欲しいという願いも込められているそうです。

恋人の日(6月12日)

「恋人の日」は日本ではまだ広く知られていませんが、ブラジル・サンパウロ地方発祥で、地元では有名な記念日です。

縁結びの神であり、女性の守護神でもある聖人アントニウスの命日の前日（6月12日）を「恋人の日」とし、この日に恋人同士が写真を入れたフォトフレームを贈り合うという風習があります。

このブラジルの「恋人の日」の風習を日本にも普及したいという商業的狙いから、1988年に全国額縁組合連合会が6月12日を「恋人の日」として制定しました。

本場ブラジルではフォトフレームのほか、お花や手紙も贈り合うそうです。

また贈る相手は恋人が多いですが、家族や友人へも贈り合うそうです。

ハグの日(8月9日)

「ハ＝8」＋「グ＝9」の語呂合わせから、2007年に広島市の民間団体「8.9（HUG）の会」が8月9日を「ハグの日」として制定しました。

ハグ（抱擁）で大切な人への愛情や信頼、感謝の気持ちを伝えようという、啓蒙活動の一環として作られたそうです。

また、8月9日はくしくも長崎原爆投下の日ということもあり、改めて大切な人とハグをして欲しいという思いも込められているとのこと。

日本人には馴染みがない文化ということもあり、いつもは照れくさくてなかなかできないハグも、「今日はハグの日だから」と思えば、素直に大切な人とハグをして愛情や感謝の気持ちをを伝え合えるのではないでしょうか。

初恋の日(10月30日)

初恋の日は、「若菜集」「破戒」「夜明け前」など数々の作品を生みだし、近代文豪として有名な島崎藤村が、1896年10月30日に「文学界」46号で"初恋の詩”を発表したことが制定の由来です。

島崎藤村ゆかりの長野県小諸市の老舗温泉宿・中棚荘が1999年10月30日に制定しました。

「キスの日」や「オレンジデー」などの恋愛にまつわる記念日は世界各国にもありますが、「初恋の日」は日本独自なのだとか。

中棚荘は「初恋」にちなんだ宿としても有名で、10月には初恋の日を記念した「初恋プラン」が用意されるとのこと。

初恋の日には甘酸っぱい大切な思い出に浸ってみてはいかがでしょうか。

「キスの日」はどんな風に過ごす？

キスの日は普段恥ずかしくて伝えられない気持ちを大切な相手に伝えるチャンスです。

そこで、好きな人との愛がグンと深まる、おすすめのキスの日の過ごし方を紹介します。

気になる相手にラブレターを送る

キスの日とはつまり大切な人に愛を贈る、表現するということです。

キスの日という特別なきっかけとパワーを借りて、好きな人に思い切ってラブレターを書いてみるのもおすすめです。

告白までできなくても、大切に思っていることや好意が少しでも伝わったら、嫌な気をする人はいないでしょう。

そのラブレター1通が、相手との関係を一歩前進させるきっかけになってくれるかもしれませんよ。

思い切って告白する！

告白のタイミングがなかなか掴めない…という方は、キスの日を利用して告白してみてはいかがでしょうか？

キスの日なら思いを伝えやすくなりますし、「キスの日」というロマンティックなきっかけが、相手の気持ちを良い方向へ後押ししてくれるかもしれません。

もしキスの日が交際記念日になれば、とても素敵な思い出になりますよ。

また告白が成功したらそのまま自然にキスまで進めるかもしれません。

キスで日頃の感謝を伝える

普段恥ずかしくて伝えられない好きという気持ちや感謝を、キスとともに伝えてみるのもおすすめです。

「好きだよ」「いつもありがとう」という言葉を添えてキスをすれば、きっと相手もキュンとするはず。

「キスの日だから」と言えばきっかけを掴みやすいので、マンネリ気味の付き合いの長いカップルや夫婦におすすめの方法です。

キスの日がきっかけとなって、キスが習慣化するかもしれませんよ。

恋愛映画を観る

キスの日には、キスシーンのある心ときめく恋愛映画を大切な人と一緒に見て過ごすのもおすすめです。

キスシーンのような愛を伝え合うシーンを一緒に見れば、シングルの方は好きな人との距離がグッと近づき、付き合いの長いカップルや夫婦はロマンティックなムードになってマンネリが解消するでしょう。

映画館だとデートが盛り上がりますし、おうち映画なら2人の関係がすすむきっかけになるかもしれません。

まとめ

以上、キスの日の由来と、キスの日におすすめの過ごし方を紹介しました。

聞き馴染みのない方もいるかと思いますが、キスの日は大切な人とキスで想いを交わす、とても素敵な記念日です。

キスの日をきっかけに、好きな人に思い切って告白をしたり、ロマンティックなキスをしてマンネリを解消したりして、大切な人との関係を前向きに変えていきましょう。

ぜひ今年はキスの日を活用して、好きな人と素敵な時間を過ごしてくださいね。

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