旦那の浮気体験談|旦那が浮気してもいい既婚女性心理、原因は?

ある日、突然、旦那の行動や態度が変わると「もしかして浮気でもしている?」と不安になりますよね。

一方で、既婚女性の中には、自分にさえバレなければ、家庭を壊さなければ、旦那が浮気してもいいという考え方もあるそうです。

今回は、実際の相談内容をもとにプロのカウンセラーが「旦那の浮気に対する既婚女性の心理」について詳しくアドバイスしていきます。

自分にさえバレなければ、夫が浮気してもいい?

『結婚前には両目を大きく開いて見よ。結婚してからは片目を閉じよ』イギリスの神学者であるトーマス・フラーは、こんな言葉を残しています。

結婚前には、長所も短所もよく見て判断する。結婚後には、長所をよく見て、短所は大目に見る。「恋愛と結婚の違い」について語った格言でありますが、それだけ結婚という決断は大きなものだといえそうです。

大目に見るという言葉には「見逃す・我慢する・許す」というニュアンスが含まれています。目をつぶるということは、見逃す・我慢することと同義だともいえます。それでも、目をつぶりたくなるのには、理由があるのです。

幸せな結婚を夢みた分だけ、うまくいかなかったことで感じる失敗したような気持ち。自分がこの人なら幸せになれると信じていたのに、間違っていたのかもしれないという失敗感。結婚に幸せを求めた分だけ、夫の浮気は「失敗感」を感じるものになってしまいます。この失敗感を抱くのがあまりにも苦しいので、つい目を逸らしたくなるのです。

「浮気・離婚=失敗した結婚」私たちは、そう捉えてしまいそうになります。心のどこかでそう思っている分だけ、関係の修復に取り組むことが難しくなったり、冷えた関係のまま我慢をしてしまったりするのです。

結婚を幸せになるための目的ではなく、手段だと捉えてみてほしいのです。関係修復に取り組むこと、離婚を選ぶことも、幸せになるための一つの手段なのだということがわかります。

浮気に目をつぶってしまうことが、あなた自身の幸せまでも目をつぶることにならないように…。結婚生活は目的ではなく、自分が幸せになるためのものなのですから。

家庭を壊さなければ夫が浮気してもいい?

浮気に目をつぶれるとしたら、“守りたい大切なものがある”からかもしれません。その大切なものは、旦那との関係であったり、子どもであったり、安定した生活であったり、何か守りたいものがあるはずです。

ただこれは「自分さえ我慢すれば良い」という自己犠牲と同義だとも考えられ、これが過ぎると自分を潰してしまうこともあります。私たちは、何か優先したいものがある時に犠牲をしてしまうようです。

本当は、目をつぶりたいわけではないのかもしれません。恐れや不安を直視するよりも、目をつぶることが“恐れを回避する術”にもなりうるのです。

「家庭を壊されたくないから、少々のことは…」

「浮気されても、我慢をすることが家庭を守る方法だから…」

というところまでくると、まるで人生をかけた大勝負になりますから、相当な忍耐を要するかもしれません。

心理学には「○○だけにはなりたくない、と思っていると○○になってしまう」という格言があります。恐れや不安を回避するために行動していくと、恐れていたことが現実に起こってしまうことも少なくないのです。

「浮気されないように、私も女(男)らしくしてきたつもりなのに、やっぱり浮気していたんですよ…」なんてことが、残念ながら起こる場合もあるのです。

目をつぶるよりは“今の自分にとって何が大切なのか”を考えてみることが犠牲を抜け出すヒントになります。

「家庭を壊されないように」ではなく「みんなが笑顔の家庭を作りたい」ということに目を向けてみる。「浮気されないように」ではなく「私が素敵でいることで、パートナーも喜ぶから」という理由で、自分を磨く。

犠牲をしやすい人は、自分の気持ちよりも、周りの状況や誰かへの配慮などを優先しがちな傾向があります。今までの人生においても、苦悩を誰にも見せずに、陰ではひとりぼっちで泣いてきたのかもしれませんね。

「こうなったら、私も嬉しい」という主体性を取り戻し、犠牲を手放すことにチャレンジしてみるのはいかがでしょうか。

耐えるのではなく、いつも魅力的な自分を目指す。我慢ではなく、愛される自分を手に入れても良いのです。あなたにとっての幸せに、目を見開いてみましょう。